サーバーのドメインは、足手まといだ
独自ドメインの移管に失敗しました。
今回、さくらサーバーからバリュードメインにドメインを移管しようと思ったんですが、移管するには、認証キーというのが必要だったんです。
で、移管申請したら<オースコード>と<レジストリキー>というのをメールで送ってきたので、どっちなんだろうな?...と思って、あまり深く考えずにレジストリキーの方を使って申請したら、数日後にキャンセルされてしまいました。
うーん、認証鍵っていうから、キーの方かと思ったら、オースコードの方だったんですね。
他のレンタルサーバの説明を探してみると、認証鍵(オースコード)って書いてあったので、さくらサーバも、バリュードメインも、ちょっと不親切ですね。
5日ほど損してしまいました。
因みに、ドメインの移管というのは、
- (1)現在のサーバー会社に、移管(転出)の届けをwebで行う。
- (2)現在のサーバー会社から、認証鍵(オースコード)という暗号をもらう
- (3)移したい先のサーバー会社に移管(転入)の届けを、 ドメイン管理費とオースコードと共に申し込む。
- (4)レジストラ(ドメイン管理組織)から、移管OKをもらう。
- (5)移管先のサーバーで、DNS設定などを行う
...という手順になります。
今回は、さくらサーバーから、バリュードメインへ移管しています。
費用はサクラサーバーに、年間の管理費1800円を支払い、またバリュードメインに790円の移管費を支払いました。
なんか余分にお金を払ったような気もしましたが、説明を読むと、このバリュードメインのお金は、ドメインの有効期限をさらに1年伸ばす費用になりますので、有効期限は約2年延長されたことになります。
つまり、損はしていないと言うことですね。良かった(^o^)
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サーバーのドメインは、足手まとい...。
さて、ドメインを移管してみて分かったんですが、レンタルサーバー会社のドメインを使ったサブドメインって、結構、足手まといですよね。
さくらサーバーなら、●●.sakura.co.jpというドメイン以外にも、●●.xo.jpとかなんとか、数種類のドメインがあります。
これって多少歴史のある古いドメインなので、このドメインでサブドメインを作ると、SEO上有利だという話がありました。
というのも検索エンジンは、ドメインの古さも検索結果に反映させているという話だったからです。
エイジングフィルタなんて言って、そのドメインができてからの年齢を検索順位計算の要素にしていたわけですね。
ただ、現在はそんなに有利という感じではないし、オマケにブログ・フィルタで、一緒に引っかかっている感じです。
ブログに使われているドメインは、今までは過大評価だったのに検索順位計算ではマイナス要因になるって話ですから、あまり価値はなくなりました。
しかし、そこそこのアクセスがあった場合には、もったいないです。
これって、レンタルサーバー会社が保持しているドメインですので、サーバーを移転してしまったら使えません。パアです。
今回は幸いにも、サーバー会社のドメインを使ったサイトはアクセスがかなり落ち込んでいたので引っ越すことができましたが、中途半端なアクセスだと、逆に足手まといです。
ですから、サーバー会社のドメインは利用しないようにした方が、良さそうですね。
投稿日:2008年7月26日
追伸と解説
レンタルサーバーを利用する場合、サーバー会社が提供しているドメインと、独自ドメインを利用する方法があります。
独自ドメインは、自分でドメイン名を登録し、年間1,000円〜3,000円くらいの維持管理費を支払う必要があります。
一方、レンタルサーバーの提供しているドメインは、レンタルサーバーが維持管理しているドメイン名で、ユーザーはコスト無しで利用できます。
そのため、最初はついついレンタルサーバーのドメインを使ってサイトを作ったりしますが、これは諸刃の剣ですね。
一つは、自分のサイトの善し悪しと、ドメインの評価が一致しないこと。
サーバー側の提供ドメインは、たくさんのユーザーとシェアしてサブドメイン型で運用するので、多少なりとも他人の作ったサイトの出来に影響を受けます。
もう一つは、サーバーを変える場合、ドメイン名が使えなくなること。
サーバーの使い勝手が悪かったり、故障が多かったりすると、サーバーを変える必要がありますが、サーバーの提供ドメインは一緒に持っていくことができません。
これはいざとなると、それまで積み上げてきた実績がゼロに戻ってしまうので、非常に辛いです。