ノウハウ販売より、会員サービス
過去に1万9800円で販売されてたマニュアルを無料で提供。
こういう無料オファーは、ネット上ではよくあります。
そしてセールスページの下のほうに行くと、こんな文章が書いてあります。
これらの無料プレゼントを受け取る方法は簡単です。
送料手数料の970円だけ負担して下さい。そして、ダンKenedyの
「NOBSマーケティングニュースレター」の1か月無料お試しを
して下さい。このニュースレターをあなたが気に入れば、何もしなくて結構です。2か月目から自動的にメンバーになり4980円/月をチャージします。
あなたがこれを気に入らなかったら、キャンセルする旨をメール、もしくはFAXでお伝え下さい。
無料であげたプレゼントはそのままあなたのものです。
いい取引だと思いませんか?では、1か月無料お試しをして、上記のプレゼントを今、全部受け取って下さい。
つまり、このダンKenedyのマーケティングニュースレターを1か月無料でお試ししてもらう為のオファーなんです。
まあ、それを考えてもこのオファーはお得だと思います。
何故なら数か月前まで実際に1万9800円で売っていた教材だし、その辺の誰だか分らない人のものではなく、世界のダンKenedyだし。
キャンセルしたとしてもこの教材はもらえるわけですから(そうじゃなければ1万9800円払って買うしかありません)。
もちろん、あなたが真剣にビジネスで成功したいと思うなら、こういう超一流どころの人たちから学ぶことをお勧めしますが。
とにかくそれを込みでも、このオファーは、なくなる前にゲットしておいた方がいいかもしれませんよ。
もし、もうなくなってたらごめんなさい。
e-bookというのは、いくらでもコピーできてしまうので、実はあまり儲からないもんなんですね。
商品と言うよりもう、コモディティ(ありふれたもの)になりつつあります。
今売れてます!
『経験経済学』の理屈によると、
コモディティ(原材料)<商品<サービス<体験<変身・スキルアップ
と言う風に、右側に行くほど人はお金をたくさん払うといいます。
砂糖や塩、コーヒーや大豆・米や小麦といった原材料は、加工されることで一ケタ高い値段で販売できます(商品化)。
また、コーヒーショップなどのサービス業は、その商品をさらに加工・デリバリーすることによって、もう一ケタ高い値段で販売できます。(サービス化)
さらにディズニーランドのようなアミューズメントやマッサージ、文化教室、スポーツ教室などと言ったサービスは、もっと高い値段で販売されるわけです。
いろんな商品やサービスを組み合わせて、お客さんを楽しませたり、心地よくさせたり、経験を積ませてスキルアップさせてもらうことに、人々は大きな価値を見いだしているわけですね(エクスペリエンス化、トランスフォーメーション化)。
つまりe-bookでノウハウ自体を販売するより、会員サービスに参加してもらう方が、はるかにお金になるので、そちらに情報起業家は重心を移しているわけですね。
そういうわけで、以前は1万9800円で販売していたノウハウを、無料(送料・手数料のみ)で配っているわけですね。
解説
トフラーによると、ノウハウなどの情報は、世に出た途端、インターネットで拡散され、すぐに価値を失います。
となると、情報商材の販売ビジネスは、先細りになるしかありません。
では代わりに何で稼ぐかというと、ノウハウを具体的に使うためのセミナーや、会員サービスですね。
会員サービスも、半年で30万円以上の塾もあれば、年会費1万円前後のサービスもあります。
半年で30万円もかかるアフィリ塾は、セールスページや動画などが凄いですが、内容はセールスページや動画では殆ど分かりません。
業界情報だけ知りたければ、年会費1万円のサービスの方が気楽ですし続けやすいでしょうね。