PHPか、ジャバスクリプトか。
さて、マッシュアップ・サイトを作る話の2回目です。
マッシュアップ・サイトを作るには、大きく分けて2通りあります。
一つはPHPスクリプトでサイトを作る方法。
もう一つは、ジャバスクリプト(JavaScript)で作る方法。
これはもう、どちらの知識があるかで変わってきます。
さらに使っているブログや、レンタルサーバーの条件にもよります。
PHPは、サーバーサイドスクリプトと言って、サーバー側で動くプログラムコードなので、PHPが使えるサーバーを使っていなくてはなりません。
またPHPが使えても、外部APIと頻繁にやりとりするようなプログラムが使えないといけません。
具体的に言うと、XREA・コアサーバーや、さくらインターネットは使えますが、ハッスルサーバーは、APIを随時使うプログラムは禁止です。
もちろん普通のホームページスペースや、無料ブログなども、無理ですね。
一方、ジャバスクリプトの方は、クライアントサイド・スクリプトと呼ばれるモノで、ブラウザ上で動くスクリプトです。
呼び出すプログラムコードは、どこのサーバーに置いても良いのでJavaScriptが禁止でなければ普通のブログでも使えます。
最近よくあるブログパーツなんかが、これに当たりますね。
楽天アフィリの楽天トラベルAPIのところに、ジャバスクリプトのサンプルコードが載っています。
私は残念ながらjavascriptを解しませんし、ちょっとだけ知識のあるPHPで作る事にしました。
PHPというのは、比較的修得が簡単なプログラム言語です。
普通のプログラミング言語によくある「変数型」を覚える必要が無いというのは、とても楽。
プログラムというのは、様々な文字列や数字、数列などを変数という名札をつけて扱いますが、中に入っている変数のタイプによって、変数の名前の付け方が色々違うんですね。
この変数には●●文字までの文字列しか入らない、この変数には●●ケタまでの数値しか入らない、配列(行列)を格納するには、こういう名前の変数をつけないといけない…などなど、いろいろ決まりがあるわけです。
データベースなんかにも、この変数型の区別が必要で、Accessなんかにもプロパティや属性を指定する必要があるんです。
これが実は、厄介なんですね。
ところがPHPには、この区別がないんです。
変数は$から始まる英数字で名前を付けるという約束があるだけで、中には何でも入ります。
中に入れると言うより、名札をつけているだけって感じで、数値なら自動的に数値として格納されるし、文字列なら自動的に文字列になり、配列なら配列になると言う、おまかせ言語です。
逆に言うと、変数の中に何が入っているのか、を調べる関数(is関数)も結構使います。
楽天APIなどを利用してマッシュアップ・サイトを作るには、PHPの基本を参照できるサイトを知っておけば十分です。
公開日:2009年08月 11日
追伸と解説
PHPプログラミングについては、
が分かりやすいですね。
ただ、PHPプログラムのインストールに関しては、
★XAMPPの使い方
を見て利用してください。
XAMPP(ザンプ)は、ウエブサーバープログラムのApacheや、PHP、PERL、MySQLなどのプログラムを、まとめてインストールして運用できるパッケージです。
この記事を書いた時には無かったもので、当時はApacheをインストールして、MySQLをインストールして、PHPをインストールして、と言う感じで、別々にインストールしないといけませんでした。
こうすると、それぞれのプログラムのバージョンごとに齟齬が発生したりして、バージョンをアップするのも大変でしたね。