検索上位になっても、儲からない理由
消えるサイト、生き残るサイト 「SEO11の戦術」で、絶対に生き残れ!を読むと、その辺の考え方がよくわかります。
この本は、SEO対策会社を経営する宇都さんが、SEOの根幹となる考えを一冊の本にまとめたものです。
読んでみると、よくあるSEOのテクニックを羅列してある本とは、一線を画します。
宇都さんの会社では、600ものキーワードをずっと定点観測しつつ、検索エンジンの動向を探っているそうですが、そこから出た答えとは…
「検索エンジン側の視点に立つ」
「ユーザー視点に立つ」
ってことのようです。
もちろん、テクニックの類もたくさん載っています。が、それは小手先のSEO対策というより、検索エンジンから優良サイトとして認められるにはどうするか、っていう視点のノウハウが書かれています。
そして上位表示される方法と同時に、どうやればモノやサービスを販売することができるか、その当たりのことを解説してあります。
たとえば私のサイトのように、特定のキーワードで1位に表示されても、実はそれだけでは、何の利益もないわけです。
運良く、そこに載せてある商品が売れたり、アド○ンスなどのクリック広告がクリックされて、ようやく利益になるわけです。
ただ1位になっただけでは、まぐれでしか収入は増えません。
モノやサービスを買いたい、買うことを検討している人を、集めなければ。
動画というサブキーワードを使ってアクセスを集めても、なかなか売り上げには結びつきません。
宇宙戦艦ヤマトのDVD-BOXとか、スタートレックとか、たまにポツポツと売れますが、まあ、まぐれですね。
検索結果1位というのはだから、稼ぐ必要条件ではありますが、十分条件ではないんです。
キャッシュポイントが作れなければ、ただの1等賞です。
(なにで稼ぐ?)→(どうやって稼ぐ?)→(どういうキーワードで集客する?)→(どうやって、上位表示させる?)
という順序でサイトを作らなければ、安定的な収入は望めません。
アド○ンスで稼ぐにしたって<稼げるキーワードで、1位にならないといけない>わけですね。
その辺の話も、詳しく載っています。
SEOのテクニックに走りがちな昨今、貴重な一冊です。
わたしも、少しやり方を改めて、稼ぐという目標に向かいたいと思います。
投稿日:2007年10月13日
追伸と解説
サイト作りに関しては、大きく分けると
- アクセス数を上げることが重要で、とにかくたくさんサイトやページ作れ。
- 成約率が高いサイトを作れば、サイト数やページ数は少なくても良い。
という二つの考え方があります。
前者は数量で勝負、後者は質で勝負というところでしょうか。
サイトの質と言っても、内容の濃さと言うより、セールス力みたいなモノですが。
前者は解決したいことがある人を集めて、解決できそうなグッズのサイトに誘導するだけ。
売れるかどうかは、誘導したサイトのセールスページのでき次第、といった感じです。
後者は、解決策を探している人に、解決するための商品を提示してから、セールスページに誘導する方法。
買いたい気持ちを高めてから、セールスサイトに送るので、成約率が高くなると言うことですね。
なので、こっちの方が確かに良いのですが、これはセールスレターが上手く書ける人でないとできません。
どっちで行くかは、サイトオーナーのセールスレター力次第って事ですかね。
レターが上手くない人は、とにかく千三つ・万三つで行くしか無いですし。