マッシュアップ・サイトの作り方
マッシュアップ・サイトというのがあります。
いろんなところから、いろんな情報を集めて、一つのページに載せているのが、マッシュアップサイトです。
ヤフーとかエキサイトとかgooとかライブドアとか、トップページにニュースや天気予報などの情報が載ってますが、アレなんかもマッシュアップサイトですね。
ニュースも天気予報も、スポーツの試合結果も、gooとかライブドアは自分のところで取材しているわけではないわけです。
朝日新聞や産経新聞、毎日新聞などのwebサイトから、情報をもらって、それを表示しているだけなんですね。
もちろんこれはタダの場合もあれば、有料の場合もあります。
朝日新聞のwebサイトであるasahi.comは、以前はライブドアにニュースを供給していましたが、今は、別のところに供給しています。
まだホリエモンが社長だった頃ですが、撤退理由はなんかよくわからない理由だったように思います。(単に乗り換えただけ?)
一方のライブドアは、毎日新聞と時事通信社、スポーツはスポーツ報知や、デイリースポーツ、内外タイムスなどからニュースを受けています。
そのほかの話題は、週刊誌や専門雑誌から供給を受けているようで、変な話、ただマッシュアップしているだけですね。
こういうマッシュアップサイト、実は我々一般人にも作れます。
それを可能にしているのが、RSS配信というヤツです。
RSS配信というのは、記事のタイトルと要約などを広くネット上に知らせる働きをするものです。
たとえばgooのRSS配信は、http://www.goo.ne.jp/rss/に一覧がありますので、ここからリンクと記事の要約をもらう事ができます。
毎日決まった時刻にRSSファイルを読みに行って、それを自分のサイトに表示すれば、それで立派なマッシュアップサイトと言う事になります。
(ただしそれを禁止しているサイトもあります)
またそれとは別に、APIサービスを行っているサイトもあります。
APIサービスというのは、サーバーにリクエストをすれば、それに応じた答えを返してくれるサービスです。
たとえば楽天やamazonなどでは、APIで商品情報を提供していて、24時間いつでも応答してくれます。
そのほかにも天気予報の情報をAPIで提供していたり、グーグルマップのように地図情報をAPIで出していたり、旅館などのレジャー施設の予約状況などをAPIで出しているサイトもあります。
「口コミ・フォートラベル」などでは、旅行に関した口コミなどもAPIで取得できるようになっています(※現在は終了)。
なのでこういうAPIを自由に使えるようになると、サイト構築の幅が広がるわけですね。
そういうわけで、以前から研究していたんですが、ようやく見えてきたわけです。
長くなるので続きます。
公開日:2009年08月 11日
追伸と解説
webAPIとは、インターネットを通したアプリケーション・プログラミング・インターフェイスのことを言います。
インターフェイスというのは「境界面」といういみですが、簡単に言うと「仲介」みたいなもんですね。
サーバーマシンに格納されている情報を、外部から呼び出すための仕組みのことです。
webAPIサービスは、楽天市場やYahoo!などのショッピングモールや、じゃらんなどのAPIは、今もしっかり動いています。
初期のAmazonが、アソシエイトサービスで業績を伸ばしたのは有名な話ですが、同じようにアフィリエイトで業績を伸ばしているショッピングモールや旅行会社では、webAPIは重要な位置づけになっているようです。
数万・数十万・数百万の案件を、手作業で紹介するのは、さすがに限界がありますしね。